西洋手相術

手相とは神様がくれた未来図(ホロスコープ)です

潜在意識が宿っている手のひら

手相の発祥はインドと言われ、大きく分けて西洋手相術と東洋手相術があります。西洋に伝わって発達したのが西洋手相術で、中国に仏教とともに伝わっていったのが東洋手相術です。

占いには命術・卜術・相術とありますが、手相は相術の一つで、姿・形あるものから読み取っていく占いです。日本においては最もポピュラーな占いの一つと言えるでしょう。個人のデータや何も道具がいらないので、手を見るだけでその人の潜在意識を読むことが出来ます。また、手は第二の脳とも言われ、手と脳は繋がっているので色々なことが分かるということです。

手相においての核といえば、やはり流年法というものです。流年法とは、手のひらにそれぞれの年齢域を作り、それを測り測定するという技法のことです。ですので、過去や未来のところにしっかりとした印(しるし)があれば、何歳の時に大恋愛しましたね!とか、何歳頃にこういうことが起きやすいですよ!という風に、未来予知もできるということです。それには正確な流年法をマスターしてなければいけませんが...

手相も西洋占星術のホロスコープ(ネイタルチャート)のように、世界に二つとして同じものがありません。全ての人が、皆ちがう手相をしてます。ただ、手相というのはこのままいけば未来はそうなるよ、ということをあくまでも示しているので、心が変われば手相も変わり未来も変わっていきます。これは人相と同じく、心が変われば顔が変わり、顔が変われば運命が変わるのと同じような事だと思って頂ければ良いと思います。

西洋の手相と東洋(中国)の手相


日本での手相術とは、9割方が西洋の手相術です。西洋の手相術は主に、手のひら(線や丘、形、色、厚み...)を見て運命を見ます。個人の性格や才能はもちろんのこと、適職や健康、恋愛・結婚など、本人が分かっていないような潜在意識も現れています。

基本的には生命線・知能線・感情線・運命線と呼ばれるメインの線に情報が集まっており、それにプラスして、それぞれ意味をなす線を読み解いていくのが西洋の見方です。読み解くポイントは、どこの丘からどこの丘に線が走っているか?です。そして線が太いか細いか、長いか短いか、線が切れてないかどうか、真っすぐ線が走っているか、下向きか上向きか....などを見て、丘の意味を当てはめていくと理解が深まって来るでしょう。

手のひらの丘の意味は下の通りです(イラストを参考にして下さい)

 木星丘 権力・野心・指導力・支配力・向上心・独立心・希望

 土星丘 思慮・努力・忍耐・孤独・研究心・持久力・勤勉・信仰

 太陽丘 名誉・名声・成功・芸術性・美的センス・人気・金運

 水星丘 商才・財運・知識・情報・言語・コミュニケーション能力

 金星丘 愛情・健康・体力・情熱・性欲・身内・人生を楽しむ能力

 月丘    想像力・直感力・創造力・霊感・神秘性・大衆・他人

 火星丘  (第一) 負けん気・闘争心・勇気・意志・積極的
      (第二) 正義・忍耐力・自制心・冷静
(火星平原や冥王星国は意味がありますが、あまり見る事はありません)


東洋の手相術とは、もともと人相の一部として見られていたため、運命判断だけではなく、病気を診断する手段としてでも使われています。
西洋の手相術と違うのは、主に手の甲を見て判断するという手法が多いと言われています。東洋の手相というように、東洋思想の影響が大きく、陰陽五行・易経など取り入れ、手のひらの丘の部分には易の八卦が使われています。この八卦に位置する宮の状態や血色なども見たりして、判断していく占いです。