台湾・台北市

*紫微斗数(しびとすう)とは?
東洋の占星術で、紫微=北極星(天帝星)、斗=計る、数=命数
すなわち、北極星を中心とした星々から、その人の命数(命運=運命)を計り知るということです。
紫微斗数は唐の時代(中国)が発祥で、今から1100年~1200年ほど前。
その原点は、「陳希夷(ちんきい)」という道士によって創始されたと伝えられています。
【陳希夷=華山仙人とも呼ばれ、唐末~宋の時代(867年~984年)に活躍した人物】
紫微斗数は、生まれた年・月・日と生まれた時間から紫微という名前の星をはじめ、数々の星の位置関係をもとに「命盤」というホロスコープを作成し、12の宮(12のマス目)に配置された星々の位置によって、人の一生の状態を読み取る占術(技術)です。
占いの本場「台湾」では八字(四柱推命)よりも人気があり、一生を占う命術と言えば「紫微斗数」といわれるほどになりました。
紫微斗数はとても神秘的な占いがゆえに、最近の台湾の老師は、紫微斗数は人間が考えたものでは無いのでは?と考えるようになったというのです。
つまり、あちらの世界(霊界)から降ろされたものだ、というような解釈をした方が紫微斗数を学んでいると、理屈には整合性が出てきます。
およそ1200年間もベールを覆ったままになっていた神秘の占い、それが「紫微斗数占星術」です。
紫微斗数といっても、他の占いと同じように流派というものがあります。
(この流派というものが、占いの世界では弊害になっているように思います)
大きく分けて紫微斗数には三つの流派がありますが、それぞれの流派は同じ紫微斗数でも、まるっきり異なる占いだと思った方がいいでしょう。
それ故に、この三つの流派をミックスさせて見ることが、紫微斗数の要ともいえるようです。